日本の七不思議とも言われている日ユ同祖論
大和民族である“日本人”と、古代イスラエルの“ユダヤ人”は
兄弟民族とする考え方になります
地球上でかなり離れた場所にある両国
見た目も違えば言葉も違う
同じ民族なんてまさかそんなはずはない、あり得ない
などと思われても不思議ではありません
でも、”数々の証拠”と思われることも存在するのです
日本とイスラエルに、どんな共通点があるのか?
どうして日ユ同祖論が伝えられているのかについて
なるべく分かりやすく解説していきます
日ユ同祖論の簡単な解説
日ユ同祖論とは、
昭和初期に酒井勝軍が唱えたもの
日本人のルーツは
ユダヤで失われた十支族の末裔だと考え
両民族が血縁関係としたものです
そもそも十支族とは
旧約聖書に記されたイスラエルの十二部族になり
紀元前1021年頃にイスラエル王国を建国
922年に12部族は北王国と南のユダ王国に分裂
その200年後には、北イスラエル王国がアッシリアの侵攻により滅亡しました
そのときの住民たちが散り散りになった結果が、『失われた10支族』です
南にあったユダ王国もその後滅亡しています
これら失われた支族が、その後どうなったか
世界史の大きな謎でありました
しかし1994年には、ミャンマーで生活している民族が
その内の一つであるマナセ族だと判明し、実際にイスラエルに帰還しています
そして日本もアミシャブ(イスラエルの失われた10支族の調査機関)によって
10支族の調査対象地域として分類されているのです
10支族の末裔は、シルクロードを通って約束の地を求め東に進み、
最果てにあった日本にたどり着いたと言われています
混血が進むに連れて、見た目はより日本人に近付きましたが
日本の文化にも影響が見られます
それは日本の言語や、風習を調べてみると、
古代ヘブライ人との共通点が多く確認されているのです
日ユ同祖論の有力な根拠
日本語とヘブライ語は
とても似ていると考えられています
例えば、神社にある「鳥居」は、ヘブライ語で「門」を意味しています
「主」はそのままリーダーとして使われていること
「駄目」も同じ発音や意味として使われています
共通する言葉だけでも、3000語以上あると言われているのです
また、日本の国技として知られる「相撲」も、
イスラエルが起源だという説があります
ヘブライ語の「シュモー」が語源であり
旧約聖書を見ると、ヤコブと天使が相撲した記述もあります
天使に勝ったときにヤコブは「イスラエル」という名前をもらいます
相撲はイスラエルにとって神事だったと言えるのです
日本の風習として知られる年末年始も、ヘブライから続く過越祭ととても似ており
寝ないまま年を越すと、7日間かけてお祝いをします
お餅に似ているようなパンを使ってお祝いをしていたことも知られており、
いかに日本の文化と近いのかがわかると思います
その他にも根拠があります
- 伊勢神宮の石灯篭には、天皇家の16弁の菊花紋とともに、ダビデの星であるイスラエルの国旗と同様の六芒星が刻まれている
- エルサレム神殿のヘロデ門にも菊花紋が刻み込まれている
- 契約の箱(失われたアーク)と日本のお神輿の類似性
日ユ同祖論については、考え方はさまざまだと思います
でも本当にイスラエル人と日本人が同じ祖先だったと考えると、
共通する点も多く納得してしまいます
他にもたくさんの共通点があり
日本の文化を知るうえでもイスラエルは重要なのがわかると思います
日本は特殊な国
日本は天皇家が存続しているため、世界最古の国です
長寿でも有名ですし、治安も良いです
昔から識字率が高く、勤勉で正直で争いを好みません
鎖国を解いたかと思えば、数十年で世界の列強と肩を並べ
敗戦後も経済的に台頭して現在に至ります
アメリカの政治学者であるサミュエル・ハンティントンは、
その著書の『文明の衝突』において、
世界は8の文明に分けられると言います
- 西欧文明
- 東方正教会文明
- ラテンアメリカ文明
- ヒンドゥー文明
- アフリカ文明
- イスラム文明
- 中華文明
- 日本文明
東アジアはぜんぶ中華文明ではないの?
そう思われる人も多いと思います
しかし、あえて日本は別の文明として記されているのです
中華文明の一部ではありません
8つの文明に分類されるうちの一つを、
日本一国のみで占めています
中国や朝鮮半島から全ての文化が伝わった
と教えられてきた私達にとっては
不思議な感覚になりますね
でも隣の国といえども、かなり異質な部分もあるのが事実です
逆に、はるか遠い国との共通点が多いというのも
日本人のルーツはそこにあることを思わされます
IT先進国であるイスラエル
イスラエルと聞くと、どんなイメージを持ちますか?
治安が良くない危ない地域だと想像する人も多いかもしれません
でもIT大国だという意外な一面もあるのです
これはイスラエルが置かれている状況が関係していて
人口も資源も少ない国を守っていくための、国策として進められているのです
そのため世界中の企業からの投資が集まり、
第二のシリコンバレーと言われるまで成長しました
力が失われていく日本とは対照的な印象です
私のメンター松田悠玄さんも、ビジネスのためにイスラエルまで足を運んでいます
この国はもうダメだ、衰退する
という話しばかりの現在
外国に移住する若い成功者もいます
しかしそんな中でも松田さんは日本に残り
どうやって生き残るべきか教えてくれるありがたい存在です